トキメキシオンの馬主さん
2022年03月12日

ご報告が遅くなりましたが、先月、トキメキシオンの馬主になっていただいた方がいらっしゃいます。お仕事は芸能活動をしていらっしゃるとのことですが、ずっと以前から引退馬の支援に使いたいと、お金を貯めていたと、お聞きしました。
ご本人は乗馬をされるとのことで、引退馬のことがずっと気になっていたのだそうです。なんとなく使い捨ての感が否めない業界だから、芸能界での自分と競馬の馬たちが重なって見えて、馬たちのことが他人事とは思えなかったと、お話されていました。
どうしてトキメキシオンを選んだのか、伺ってみたら、「人懐こそうと感じたから」だそうです。確かにトキメキシオンは、初対面でもとても優しく、ふれあいを許してくれる馬です。
ところで、みなさんは「馬主」にどんなことをイメージしますか?「お金持ちそう」「儲かりそう」「華やかな舞台」いろいろあるでしょう。でもきっと、競走馬の馬主を思い浮かべているのではないでしょうか?
先日、「寄付金を運んで来ていただきました」という記事の中で、タイセイファントムの馬主になっていただいた「通りすがりの社長とそのお仲間さん達」のことをお伝えしました。引退馬の馬主になっても、正直「儲かる」ことはありません。それどころか、馬の日々の生活費の他に、体調が悪くて引退した馬の場合は治療費も必要となります。
それでも、こうして「引退馬の馬主」になりたいと言ってくださる方が、松原ステーブルスを訪ねてきてくださること、本当にありがたいことと思います。