木曽馬ミキティはアイドル

2021年10月06日

厩舎に入ってすぐ右側の馬房にいるのが、木曽馬のミキティ。松原ステーブルスの馬たちの中では、古株…あ、お局…いえ、ベテランです。

木曽馬は、かつては農耕用にも使われていた日本の在来馬で、平安時代から江戸時代にかけては武士が使用していたとされています。ずんぐりむっくりした体形が特徴で、首や胴体の太さは、サラブレッドと比べると違いがすぐ分かります。

出張イベントと言えば「ミキティ」というくらい、松原ステーブルスのほぼすべての出張イベントで活躍しています。鉄砲の音にも動じない肝の据わった性格。海でのイベント、山でのイベント、街中でのお祭り、体験乗馬イベント、クリスマスのサプライズ保育園訪問など、行く先々で人気のミキティです。

中でも、毎年4月18日に行われる「馬頭観音祭-シャングシャング馬-」では、鳥坂神社前の急な坂道を勇壮に駆け上がる姿が人気で、毎年たくさんのお客さんが集まります。

毎年制作されるポスターにも、松原場長と一緒に大きく掲載されてきました。ちなみに、衣装は松原場長の手作り。

放牧中は、たいてい隣の馬房のカガノアイリスと一緒にいます。広い放牧場の中でも、2頭はいつもくっついています。そして、放牧と言えば、ミキティの知恵・工夫はなかなか。身体を掻きたい時に、柵を使ったり、綱を使ったり。

実は、松原ステーブルスの馬たちの中でも、ダントツの人気。特に男子チームからはいつも熱い視線を注がれています。それもそのはず、グラマラスなボディの持ち主ですから。

6月に松原ステーブルスに来たレイズアスピリットも、ミキティの魅力にはまったようです。レイズアスピリットの馬房はミキティのお向かい。ミキティの姿が見えないと大騒ぎです。 

馬に触ったことのない人間にも、惜しみなくナイスボディを触らせてくれます。そのため、馬を初めてみたという牧場見学のお客さんにも人気です。

馬からも人間からも好かれる…松原ステーブルスのアイドル「木曽馬のミキティ」。ぜひ、みなさんも会いに来てくださいね。