新米の季節はもみ殻の季節

2021年09月21日

「新潟県」と聞いたら「米どころ」というイメージはありますか?松原ステーブルスのある地域でも、稲刈り真っ盛りで、コンバインや軽トラックが活躍中です。刈り取った稲穂から玄米と籾(もみ)に分けられ、玄米は袋詰めされて出荷されますが、もみ殻はどうなるかご存知ですか?

松原ステーブルスでは、近隣の農家さんからもみ殻をいただいて、馬房の敷きわら代わりに、もみ殻を使っています。

馬房のもみ殻交換を定期的に行います。実はこの作業はとても大変なんです。

  • 古くなったもみ殻は、岩のように固くなってて重い
  • 馬房は意外にも結構広い=量が多い
  • 新しいもみ殻はとてつもなく量を入れなければならない

毎日、ボロ取りは行っていますが、それでも少しずつもみ殻は汚れてしまいます。さらに、馬の体重で毎日「コツコツ」と踏み固めるので、古くなったもみ殻はとっても重く固まって岩のようです。入れ替え作業は、この古くなったものを取り除くことから始まります。

続いて、新しいもみ殻を軽トラックに山盛りに積んできたら、それを今度は馬房に入れていきます。サラサラしていて、流れるように見えるかもしれませんが、広い馬房には軽トラック1台分では足りません。ある程度の深さも必要だからです。

これを16頭分の馬房すべてで、天気の良い日を選んで行わなければなりません。また、馬房には馬がいない状態でなければならないので、馬たちが放牧できる日でなければなりません。そして、見学のお客様がいらっしゃる前に、終わらせなければならないのです。

こういった牧場作業があります。そのために、営業時間は11時からとちょっと遅いかな?と思われる時間かもしれませんが、ご理解いただけますでしょうか?

見学にいらっしゃったら、馬たちにふれあった後、馬たちの足元もぜひ見てください。サラサラなら「入れ替えたばかりなんだな」と分かりますね!またの機会に古くなったもみ殻の行方もお伝えしたいと思います。